積み木のつながり

積み木遊びは、子どもたちが大好きな遊びの一つです。

年齢が上がっていくにつれて

高く積み上げられるようになったり

家や町を作ってごっこ遊びに展開したりと

いろいろな遊び方で積み木遊びを楽しむことができるようになります。

   

積み木遊びで起こった出来事

ある日の3・4・5歳児の異年齢クラスで起こった出来事です。

3チームに分かれ、どのチームが高く積み上げられるか競走をすることにしました。

最初は、チームの仲間と一緒にどのように積み上げるか考え、

試行錯誤しながら協力して積み上げていきます。

     

チームごとに観察してみると、

頑丈に積み上げ、少しの揺れでは倒れないものを作るチーム。

倒れては積み上げてを繰り返し、改善しながら少しずつ高く積み上げえていくチーム。

何度も倒れてしまい、個々で好きなものを作り始めるチームなど様々です。

   

時間が経つにつれて個々での遊びが徐々に増えていきます。

子どもたちは、それぞれ夢中になって遊んでいたのですが、

いつのまにか作ったもの同士が繋がっていることに気付きました。

 

保育者が「二つの積み木が繋がったね!」と言葉をかけると、

子どもたちから「こっちも繋げる!」「橋をかけよう!」など提案があがり

他の子どもたちも加わり、どんどん積み木が繋がっていきました。

   

橋をかけ、建物を作り、人間や動物の積み木も取り入れ

最終的には、大きな街が出来上がりました。

大きな街が出来上がると、子どもたちも保育者も「すご~い!」と大喜びです。

 

今回は、チームでの競争から、みんなで一つのものを作り上げる遊びへと発展しました。

チームでの競争では、チームで一つのものを作る難しさを感じながらも、他のチームに絶対勝つという競争心が芽生えていました。

遊びが展開していく中で、思考力や創造力が養われ、お友だちと一緒に一つの大きなものを作ることで達成感や満足感も味わうことができました。

 

他者からしてみれば些細な出来事かもしれませんが、

子どもたちにとっては、とても楽しく大切な思い出となり、

積み木のつながりが、子どもたちの主体性を育み、それぞれの成長にも繋がった出来事となりました。

  

子どもの集中力

子どもの集中力は、未就学児であれば「年齢+1分」程度と言われています。3歳であれば4分の持続時間になり、子どもの集中力はわずかな時間しかもたないということが分かります。集中力を養うには、十分な睡眠と栄養価の高い食事などが大事であるとされています。また、積み木や折り紙、ジグソーパズルは、指先を使うことで脳を刺激し、集中力に加え記憶力・想像力も養うことができるので、幼児期におすすめの遊びです。

玩具の種類

当園では、キッズいわき・ぱふの「4㎝レンガつみ木」を使用しています。

 

積み木遊びの年齢別の遊び方・発達について投稿しています。ぜひご覧ください。