ちょこっとSTEAM -タマネギ-

「ちょこっとSTEAM」では、保育の中のひとこまにスポットを当てて、その時々の子どもたちの学びや成長を紹介します

 

恥ずかしいのかな?悲しいことがあったのかな?

なぜか目をふさいでいるお友だち。

よく見てみると横にいるお友だちが玉ねぎの皮をむいています。

 

これは食育での一場面

「目がいたくなる~」と、目が開けられない様子。

タマネギ=目が痛い、涙が出る

ということを知っていたので、タマネギを見たときから目をふさいでいたようです。

「たまねぎってなんで目が痛くなるの?」

そんな一言から子どもたちの考える力が育まれていきます。

「お家でも包丁で切ると痛くなる」「目をつぶれば痛くならないよ」「食べるときは痛くないよね」など自然と始まる討論会

保育者が答えを教えることは簡単ですが、子どもたちが導き出した答えに驚かされることもたくさんあります。

「たまねぎが食べてほしくないから痛くなる汁を出してるんじゃない?」

「そうかも!」「先生合ってる?」

たしかにそうなのかもしれないと、大人も納得の答えが出てきました。

一緒に調べたり知っている先生に聞いてみたりして疑問を解決し、子どもたちの「そうなんだ!」を引き出します。

子どもたちの興味関心を学びにつなげる。

学ぶこと自体が子どもにとって面白い・楽しいと思えるように。

タマネギ一つでも想像力や問題解決力、対話力など様々な力が養われるので、子どもの「なぜ?」にはしっかり時間をかけて向き合ってあげたいものです。