食育 ~クッキング~

作る過程においてそれぞれの食材を組み合わせ一つの料理として作り上げる面白さを経験したり、用具の扱い方等を学んでいくクッキング。

調理の途中においては手順や出来上がりの様子、味を予想する力もつけていきます。また、「食べる」ことから命の尊さや食べ物の働き、体の仕組みにも気付いていきます。

年齢別のあそび方と発達

 

0歳児

保育士に抱かれ、大きいクラスのクッキングを見たり、食材の色や香りを楽しみ、食への興味が出てきます。

  

1歳児

食材に関する絵本を見たり、名前を聞いて実際の食材と比べて見立て楽しみます。また、指先が器用になり、野菜を触ったりちぎったりして感触を楽しみます。

 

2歳児

手先の器用さがますます発達して食材をちぎったり、洗う動作が上手になります。食材と名前を一致させたり、色の名前を覚えるようになります。

 

3歳児

友だちと協力して食材をちぎる、丸めるなどの作業ができるようになります。また、調理の過程や出来上がりをある程度予想する力がついてきます。

 

4歳児

クッキングの工程を知り、固めの野菜や大きな食材を調理に合わせて小さく切ったり、友だちと一緒に作業を進められようになります。

 

5歳児

クッキングを通して、自分の健康や食と体の関係を意識し、「食べるということは、命を頂くということ」という意味を理解するようになります。また、ナイフや包丁等の用具の扱い方を知り、注意深く操作するようになります。

 

 

保育園では、子どもの発達や興味関心に合わせて、

日々の給食、野菜栽培や稲作り、おやつ作り、バイキング、

野菜スタンプ、野菜の皮むき、食材の買い出し、郷土料理など

様々な活動を通して「食」の大切さ、食べることの楽しさを伝えています。

 

 

家庭における食育のあり方

食育の本質は「食べる=命をいただく」「食べる=生きる」「食べることの大切さ」を教えることです。

保育園や幼稚園では様々な食育活動が行われていますが、そのままご家庭で取り入れるのは大変ですよね。

まずは身構えず、取り入れやすい方法からスタートしてみましょう。

  • 一緒にお買い物をする
  • 一緒に料理を作る
  • 一緒に食事をする
  • 食事のマナーを伝える

一見簡単なようにも思えますが、仕事や家事育児に追われていると、なかなか難しいと感じるのではないでしょうか。

ですが、毎日でなくていいので、家族みんなで食卓を囲む日を作ってみてください。

会話を楽しみながら食事をとることで子どもにとって「食事の時間=幸せな時間」になります。

 

「いただきます」「ごちそうさま」が言える子に

食事の時間が楽しみと思える子に

作ってくれた人に感謝の気持ちをもてるような子に

子どもの成長発達を促すためにも食育はとても大切な活動です。