廃材から何になる?
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2歳3歳4歳5歳
普段ゴミに出しているものの中に「廃材」はありませんか?
段ボールやチラシ、牛乳パック、タマゴのパック、食品トレー、ペットボトル、トイレットペーパーの芯、お菓子の空き箱など
捨ててしまいがちな物ばかりですが、子どもにとっては、立派なあそび道具になります。
そんな廃材を使った「廃材遊び」についてご紹介します。
※廃材遊びとは?・・・家庭や園で出た廃材を用いて自由に制作する遊びのこと
廃材遊び
今回用意したもの
- 段ボール
- 梱包材として使われていたザラ紙
- テープ類
- スズランテープやひもなど
- マジックや色鉛筆
※段ボールは、子どもたちが手に取りやすいように大小さまざまな大きさに切っています。
廃材を子どもたちの前に広げ、廃材遊びスタートです!
たくさんの廃材を前に興味津々の子どもたち。
○○を作りたいからこれとこれがいる!と最初からイメージしている子
これとこれを合わせたら何ができるかな?と考える子
お友だちは何を作るのかな?と観察する子
一緒にお家作ろう!と協力して材料を集める子
それぞれの考え方で様々な制作が行われていきます。
お家作り
「一緒にお家作ろう!」と一緒に家を作る子どもたち。
まずは材料を床に広げて、扉や屋根はどれがいいかとみんなで話し合い。
掃除機
棒状にした段ボールと紙を使って掃除機を作りました。
「お母さんがお家でこうやってお掃除してる!」とお母さんの真似っこです。
サンドイッチ
三角に切った段ボールは、サンドイッチになりました。
パクパクととても美味しそう!
ペット
ただの四角い段ボールもひもをつければペットに!
「お散歩いくよ~」「よしよし」と可愛がっていました。
お医者さん
紙を細長く丸めて先を尖らせると、注射になります。
「おだいじに~」とお医者さんや看護師さんになりきって遊んでいました。
今回は、段ボールとザラ紙をメインにした廃材遊びでしたが、
2種の廃材だけでも様々な物を作る子どもたちの創造力には驚かされます。
廃材は子どもたちにとってとても身近なアイテムです。
その身近なものから「何ができるか」「何を作りたいか」を考え、制作意欲を高め、素材の性質を知ったり素材に合ったものを組み合わせたりと、試行錯誤を繰り返し、自分のイメージを形にします。
そして、そのイメージを形にして終わりではなく、「廃材遊び」から「ごっこ遊び」や「ルールのある遊び」などに自然と繋がっていき、遊びがどんどん展開していきます。
一つの四角い段ボールが子どもにとっては、テレビに見えたり、食べ物に見えたり、動物に見えたり・・・
そんな子どもたちの感性を大切にしていきたいと思います。